SOLDOUT


1938年に3人のアルゼンチン人デザイナー（アントニオ・ボネット、フアン・クルチャン、ホルヘ・フェラーリ=ハードイ）によってデザインされた「BKF (ビー・ケー・エフ) 」

1885年にイギリスの土木技師ジョセフ・フェンビーがデザインした折りたたみ椅子「トリポリーナ」からインスピレーションを受けたとされるこの美しいアームチェアは、3人それぞれの頭文字をとってBKFと名付けられました
蝶が羽を広げたような形にも見えることから「バタフライチェア 」という愛称でも知られています

そんなBKF、発売当初その斬新で美しいデザインは、瞬く間に世界中に広がりましたが、
大量生産により価格も安くなり、中古市場でキャンバス製のものが有り余るほど流通するほどになってしまいました
そして、流行が終焉した80〜90年代になると生産は一度途絶えます

その後2000年代に入り、アルゼンチンから遠く離れたスウェーデンの「CUERO(キュエロ)社」 にて復活を遂げ、かつてとは違い、キャンバスではなく最高品質のレザーで作られるようになりました

通常の手法よりも手間のかかる方法でなめされた、ベジタブルタンニンのレザーは、
熟練の職人による特殊な技術が必要とされ、イタリアのいくつかの小さな皮革なめし工房が連携して工程を進めています

大量消費・大量生産に飲み込まれ生産が途絶えた後、職人の素晴らしい手仕事により見事に復活したBKF
その歴史背景が、大量にものを消費する現代の私たちに様々なことを問いかけているように感じます



/ Antoni Bonet
アントニ・ボネットは、カタルーニャ出身のスペインの建築家、デザイナー、都市計画家
1936年、パリのル・コルビュジエのアトリエに参加し、その後アルゼンチンやウルグアイで活動する

/ Juan Kurchan
フアン・クルチャンは、アルゼンチンの建築家、デザイナーで、アルゼンチンにおけるモダン・ムーブメントの指導者である
ル・コルビュジエと共にブエノスアイレス市の再開発計画を進めるグループの一員であり、後に市政に進出し同市の多くの新しい建物を設計した

/ Jorge Ferrari Hardoy
ホルヘ・フェラーリ=ハードイは、アルゼンチンの建築家、デザイナー、都市計画家
ブエノスアイレス大学で建築を学び1939年に卒業後、ル・コルビュジエの下で学び、ヨーロッパのクラッシックよりインスピレーションを得て、それらを彼独自の“新しい世界”へのスタイルへと蘇えらせた



/ our stock 1

/ material 座面 leather(brown)・フレーム steel (black)

/ size W850・D900・H900(mm)

/ country CUERO社製

/ ヴィンテージ品
状態は良好でが、レザーにいくつかシミがございます
詳細に関しましては「この商品について問い合わせる」よりお尋ねください

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